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かがり火 Bonfire

Title かがり火 Bonfire

2025

Watercolor, Acrylic gouache, watercolor paper

255×345mm

ハロウィンの原型とされるのが、ケルト文化の「サウィン(祭)」。ケルト文化では1年を夏(農繁期)と冬(農閑期)にわけ、その節目である10月31日から11月1日に行われる1年で最も盛大なお祭り・収穫祭が「サウィン」でした。
サウィンの日は、集落の人々は自宅の明かりをすべて消し丘の近くに集まり、そこで大きなかがり火を1つ炊き近隣の人々と過ごします。隣人と助け合いながら暮らしていたケルト人にとって大切なイベントでした。このかがり火には家畜の骨(bone)を投げ込まれたことから、現在の英語の「かがり火」=「bonfire」となったとされています。

この日は太陽の季節(夏)から闇の季節(冬)へ移り変わる日であることから、この世とあの世の境目が曖昧になり不安定になるため、ご先祖さまの霊が帰って来る日本のお盆のような日でもあり、ご先祖さまをおもてなしするために季節の食材で作られたお料理やお菓子をふるまいました。ただご先祖さまの霊と一緒に、悪い霊もこの世に入ってきやすい日であることから、人々は怖い仮面などをすることで悪霊を避けたとか。